メガテンに関しての思い出。

女神異聞録 ペルソナ

ペルソナとの出会い。
 既にメガテンとヤダモンが大きな支えとなっていた当時、私は既にサターンを所持しており、サマナーをプレイ済みでした。
ペルソナがPSで出ているのも知っていましたが、サターンを持っているが為にPSを買うのがためらわれ、あきらめていました。
ある日、市立図書館で、ペルソナの小説を発見。ゲームをやらずにネタバレするのが嫌ではありましたが、せっかくなので借りてみました。

女神異聞録ペルソナ〜シャドウメイズ〜

女神異聞録ペルソナ〜シャドウメイズ〜 是方那穂子 著 (株)アスペクト

ペルソナの話を主にマキちゃん視点で進行した小説。
各章の終わりに謎の人物が語る。
ゲーム未プレイだった為、章終わりは何だろ?とか思いながら読んだ。
泣いた。小説で初めて泣きました。
ペルソナな訳でマキちゃんはやはりゲームのシナリオ通りの状態です。
攻略本に書いてあるように、ペルソナはやはり小説向きのシナリオだったのだろうか。
当時流行っていたプリクラが登場したりしてアレだったりする所もありますが、
マキちゃんに本気で感情移入し、共感をおぼえていました。
心の弱さの為に閉じこもってしまう性格を嫌う人がいるかもしれません。
客観的に考えたら確かに間違った性格かもしれない。認めたくないかもしれない。
でも、私にとってはすごーく共感できる気持ちで、苦しいけど否定しちゃいけないと思う。
そういう、ゲームでは表現されなかった精神面を感じ取ることができます。
ペルソナ好きなら読んでみて欲しい。
「ドール」という呼ばれ方とか印象に残ります。
また、表紙や挿絵に金子一馬先生の他では使われてない絵があって良い感じです。
が、もう絶版かも。

ペルソナ購入。
 小説を読んで感傷にひたり続け、ネタバレはしましたが、むしろ買いたくて仕方がなくなる。
数ヵ月後、”ペルソナの為”にPSを買う。FF7とかサガフロンティアとか結構な大物RPGが既に出ていましたが、絶対的に”ペルソナの為”です。
それぐらい他のPSのソフトはどうでも良く思ってました。(もしかしたら今後、”真・女神転生NINEの為”にXBOX買うのか?)
既にペルソナはPS THE BEST版化されてました。

プレイ感。
 ゲーム内容については自分にとって今まで最高評価だったif...を超え、シリーズ一の出来でした。(if...の続編っぽいし。)
セベク編、雪の女王編合わせて6回はやった。
ただ、不満点もシリーズ一でした。

イベントシーン
 
イベントシーンが見下ろし型になった事でキャラが動き良い。しゃべるときはそのキャラの顔が表示され、より感情移入できたし。これ重要。

ロード時間
 CD ROMのゲームはROMカセットのスーファミと比べてこの点で不満。仕方の無いことですが。
前情報としてPSはサターンよりもロード時間が長いと知っていました。気になっていたのはMAPの呼び出し。
メガテンは基本的に3DダンジョンRPGです。スーファミの頃から3Dダンジョンで迷う自分にとってはとても重要。
実際のところは、サマナーよりちょっと遅いかな?ぐらい。PS2でやるともっと速いかもしれませんが。

バトル
 
ペルソナのバトルは今までのシリーズと違い2D斜め見下ろし型です。2DキャラはIf...の頃と同じ様なマッチ棒人間なので違和感はありませんでした。
パーティーキャラは「ペルソナー!」等叫ぶ。まだしゃべるRPGは経験していなかったけど抵抗は無かった。
バトルは見下ろし型なので今まで以上に派手な演出ができる。敵もアクションする。それはいい。
だが、そのアクションのカットができないのがやはり痛かった。これについては「ペルソナ2罪」で短縮され「罰」ではカットもできるようになったが。
セクシーダンス踊られた時なんかムカつきます。「セクシーダンス、セクシーダンス、セクシーセクシーセクシーダンス、ギャハハハハハハハ!」なげー。
トラフーリが無いので100%逃げる事ができないのもキツイ。

ダンジョン
 メガテンといえば3Dダンジョン。やっぱり3Dダンジョンはいい。MAP埋めも癖になる。
凶悪なダンジョンだったサマナーと比べてペルソナのダンジョンは易しいです。常時マッパー状態だし、COMP禁止区域とかも無くいつでもマップは見れる。
が、ペルソナではセーブポイントが少ない。コレがきつかった。エンカウントも多いし。ラストダンジョンはボスまで2時間かかるし。
せめてサマナーのバックアッパーみたいのが欲しかった。

確かに不満も有ったけど何回もやりたくなる魅力が大きいです。バトルとセーブだけ改善して再販して欲しいと何度も思う。

ペルソナはシステムが今までのメガテンと違い悪魔を仲魔にできない。代わりに会話でスペルカードをもらう。会話でInterestを上げる事でスペルカードをもらえる。
ほとんど運だけで仲魔になるメガテンとは違う。
これもあり、ペルソナシリーズはシステムも違うのでメガテンではないと思っている。女神転生って付いていないし。
FFとFF外伝聖剣伝説以降の聖剣シリーズがFFでないのと同じ様に、ペルソナもメガテンではない。なんとなくメガテンシリーズとは言いますが。

進行とか。
最初は順当にセベク編をプレイしました。
魅了されたようにプレイ。
が、神取を倒すと、あれ?もう終わり?小説と違うけどこれでいいの?なるほどメガテンらしい終わりかも。

...そんな訳ありませんでした。
いわゆるバッドエンドってやつでした。どこで間違えたのかなー。と思いつつちょっと前のセーブデータを慎重にプレイ。
また同じ結果に。

 一旦あきらめて雪の女王編を始めました。
セベク編と打って変わってゾクッとする感じ。重要アイテムを取った時の効果音とか。
塔ダンジョン内では一時セーブしかできないのでメモリーカードもう一個かって一時データをコピー。
制限時間にビビりながらプレイ。塔内の時計で正確な時間わかんないし。

スノークイーン戦がラストバトルだと思ってアイテム使いまくりでギリギリ勝利。
まだ終わりじゃないジャン。だってマハブフダイン凶悪だしラスボスだと思うでしょアレ。(雪の女王編バッドエンドのラスボスと後で知った。)
雪の女王編クリア後は何だかさわやかな気分でした。
まだ事件が解決したわけじゃない。よーし、マキちゃんを探しに行くぞー。

再びセベク編。
 どうしようもないので仕方なく攻略本を探しネタバレしないよう注意深く立ち読み。
メモリーカード内のデータは全て手遅れ状態と知る。
雪の女王編分岐点から再開。本当にマキちゃんを探しにいくぞー。状態。
すぐ会えますが。
分岐点を無事過ぎ、ほっとする。
でも、納得いかなかったなー。

「おにいちゃんたち なんで生きてるです? 生きるって… くるしくない?」

主人公に言っているのだが、自分に向けて言われている様で、つらい。
「わからない。」何で生きてるのかなんてそう分かるものではない。
生きるのは苦しい。それは本当の事。それを忘れるぐらい楽しい事もあるが。
生きる目的なんて自分には答えられない。いい加減な答えを言っていい事じゃないと思う。

が、苦しさに押し潰されそうな少女に「わからない」と答えるのは酷なのかもしれない。絶望させてしまうだけなのかも。
「それを見つけるために生きている」という答えは、ちょっと本当の答えじゃないけど、完全じゃないけど、「本当のこと」の一部でもあると思う。
と、今は解釈している。

ラストダンジョン。2時間かけてラスボスの所まで行く。
凶悪な攻撃に全滅しそうになりながらなんとか生き延びる。
エンディング、一緒に戦った時とは違うが病気が治ったマキちゃんの顔を見た時、良かった。と思った。

その他
ラストダンジョンは2時間かかるだけでなく凶悪な悪魔も登場します。
最も凶悪なのが外道グリーミーズ。
一旦戻るかなーと思っているとグリーミーズのバックアタック。
マハジオダインの連発を受け、1ターンで次々と仲間が倒れてく。なんとか一人生き残った。
「まだだ、まだ終わらんよ!」ここは一か八か逃げるしかない。
しかし、ビリビリビリビリ。ショック状態。
次のターンで全滅するのを見守るしかない。キレました。

御影遺跡最下層または悪魔の山最上階には魔人アリスが出ます。が、そこまで行くのは時間もきつい、敵もきついです。ムリッス。

ペルソナでは悪魔合体はないが、悪魔からもらったスペルカードを合体させて新しいペルソナを憑ける事ができます。
ペルソナを作るのは意外と複雑。単純に作るだけなら悪魔合体と同じ様にただ組み合わせるだけだけど、合体時にアイテムを加えて強化する事ができる。
合体事故、そして合体時の月齢による潜在能力。
初めて潜在能力が発動した時は何が起こったかわからなかった。いきなり南条くんのペルソナがドギュゥゥン。敵全滅。何?って思った。

6回目のプレイ時攻略本を買っていたので法則を見ながらゴズテンノウに潜在復活能力が付くようにした。
これは憑けているプレイヤーが倒れると、一定確立で復活。ペルソナの熟練度、魔法は初期状態に戻ってしまうが上がったステータスは変わらない潜在能力。
ゴズテンノウは割と速く強力な魔法メギドを覚える。コレを相性の良いマークに降魔させ、しばらく成長させた。
マークはよく死ぬため潜在復活もよく発動してガンガン強くなった。後半になると雑魚はマークんのメギドで一掃。マークが主力となった。
しかし、ラスボス戦でやはりマークは死亡。そして潜在復活発動。やめてー。
ラスボス戦でマークは戦力外となりました。

女神異聞録〜ペルソナ〜

女神異聞録〜ペルソナ〜(全8巻) 上田信舟 著 エニックス Gファンタジーコミックス

古本屋でよく見かけたりします。
この人、他に「魔神転生」(全5巻)とか、現在はGファンタジーって雑誌で
「真・女神転生 外典 鳩の戦記」とか書いてます。
「鳩の戦記」はオリジナルな話みたいです。
月刊誌でそんなに長期間ゲーム関係のマンガを書いてるってそういないんじゃない?
ストーリーを追うだけになってしまいがち(と思う)ゲームマンガでも上田氏のマンガは純粋に面白く感じる(様な気がする)。
ただ、ペルソナのこういうメディアミックスな感じは、ペルソナがよりキャラゲーっぽい気がしてきたり、マンガの方は同人誌っぽい
気がしてくるかも。もちろん、よりハマる事になり良い事なんだが。

ゲームの方をやってない「魔神転生」も好き。
他に「BAROQUE 〜欠落のパラダイム〜」っていうSTINGのゲームが元のマンガも描いてます。
なぜかゲームの方を先に買ってみた。やっぱ一人称視点の3Dダンジョンゲーって良い。
上田氏の言うようにメガテン好きならきっと好き。マンガの方も良い。



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